トライアスロンは、スイム・バイク・ランの三種目で行われますが、このうちバイクを除いたスイムとランの二種目で行われる競技がアクアスロンです。
アクアスロンは、これからトライアスロンを始めようとする初心者におすすめのスポーツです。
ぜひ!アクアスロンに挑戦してみましょう!
アクアスロンは初心者に超おすすめ
アクアスロンは、トライアスロンを始めようと考えている初心者に超おすすめのスポーツです。
トライアスロンは、スイム・バイク・ランの三種目で行われますが、このうちバイクを除いたスイムとランの二種目で行われる競技がアクアスロンです。
アクアスロン | トライアスロン |
---|---|
スイム→ラン | スイム→バイク→ラン |
距離は、1.5㎞泳いで10㎞走るのが一般的でしょうか。(競技距離はさまざま)
トライアスロンを始めようか迷っているのであれば、まずアクアスロンをやってみることをおすすめします。
初心者におすすめな理由を詳しく見ていきましょう。
初心者におすすめな理由①金銭的負担が少ない
アクアスロンは、トライアスロンと比べると圧倒的に金銭的負担が少ないです。
- 必要器材が少ない
- 参加費が少ない
必要器材が少ない
アクアスロンの大会はウエットスーツの着用義務がない場合が多く、水泳キャップも大会から支給されることがほとんどなので、水着とゴーグル、ランニングシューズさえあれば、アクアスロンに参戦できます。
ロードバイクも必要ないため、初期費用がトライアスロンに比べて圧倒的に少ないのです。
トライアスロンに必要な機材(バイクパート)
ロードバイク | 20万~ |
ヘルメット | 1万~ |
ビンディングペダル・シューズ | 1万~ |
サイコン | 1万~ |
空気入れ | 1万~ |
輪行袋 | 5,000円~ |
ボトル・ボトルホルダー等 | 5,000円~ |
ロードバイクは、トライアスロンに必要な道具のなかでも特に高価です。
バイクに関する機材もたくさん必要です。
トライアスロンが金持ちスポーツと言われる理由です。
アクアスロンでは、バイク機材をそろえる必要がありません。
金銭的負担が少なくて済みます。
水着とゴーグル、ランニングシューズさえあれば、アクアスロンに参戦できる
ウエットスーツは、なくても大丈夫ですが、着用可能大会も多いので、準備しておくことをオススメします。
参加費が少ない
アクアスロン大会は、エントリー費用も比較的お手軽価格です。
第1回東京・海の森アクアスロン2022 | (スプリント)8,000円 (スタンダード)10,000円 |
第4回横浜・海の公園アクアスロン大会 | (ショートの部)7,000円 (ロングの部)10,000円 |
第10回静岡・南熱海アクアスロン大会 | (ショートの部)8,000円 (ロングの部)10,000円 |
第8回東京湾アクアスロン大会 | (ショートの部)7,000円 (ロングの部)10,000円 |
多くのアクアスロン大会は、7,000円~10,000円程度で参加できる
さらに、選り好みをしなければ、もっと安い大会も存在します。
さすがにオープンウォーターではなく、市民プールなどでの開催が主になるかと思います。
初心者には、うってつけです。(レベルの高い人もたくさんいます)
第25回武蔵野アクアスロン | 3,000円 |
第23回世田谷区アクアスロン大会 | 1,500円 |
かなりお手軽に参加できます。
参加費が安いアクアスロン大会は、とことん安い
アクアスロンは、トライアスロンのバイク競技がないだけなのに、トライアスロンに比べてかなり少ないお金で参加することができます。
トライアスロンが気になるという人は、アクアスロンから始めてみることをおすすめします。
初心者におすすめな理由②ハードルが低い
アクアスロンを始めるハードルはかなり低いです。
- 準備が簡単
- プールで行われる大会も多く開催されている
準備が簡単
ロードバイクが必要ないというのは、かなり大きいです。
アクアスロンは、準備が簡単!
トライアスロンだと荷物が多くて遠方の大会に出場する場合は、輪行や自家用車がほぼ必須になります。
これが結構めんどくさい…
ロードバイクは軽いとはいえ、持ち運びは大変です。
アクアスロンであれば、輪行も自家用車も必要ありません。
最低限必要なものは、ランニングシューズとウエアと水着とゴーグルのみ!(場合によってはウェットスーツも必要です)
ほどほどの大きさのバッグで十分足ります。
競技参加へのハードルが下がることでしょう。
アクアスロンは荷物が少なくて楽
プールで行われる大会も開催されている
アクアスロン大会は、市民プールなどで行われている大会もあります。
地域の総合運動施設や運動公園などには、プールや陸上競技場などが併設されているため、アクアスロンを開催しやすいというのもあるのかもしれません。
アクアスロンはトライアスロンとは違い、バイクのために何十キロ(多くの場合40㎞)ものコースを確保する必要がありません。
アクアスロンは、地域に点在する運動施設や運動公園などのキャパシティで十分に開催が可能なのでしょう。(そのわりには、あまり大会がありませんが…マイナースポーツの宿命…)
プールを泳いだ後にちょこっと走るだけだと思えば心理的ハードルもグッと下がりますね!
アクアスロンはプールで開催される大会もある
初心者におすすめな理由➂トライアスロンの練習になる
アクアスロンは、バイクパートがありませんが、トライアスロンの練習になります。
- オープンウォータースイムの練習になる
- トランジションの練習になる
オープンウォータースイムの練習になる
前述したようにアクアスロンは、プールで開催される大会もありますが、もちろん海や川などでの大会もあります。
海や川などの大自然の中を泳ぐので、波や潮流、水温など、プールにはない要素がたくさんあります。
最初は、思ったように泳げないかもしれません。
プールとオープンウォータースイムの違いを詳しく解説した記事もあるので、参考にしてみてください。
オープンウォータースイムはプールと全然違う
また、トライアスロンでの死亡事故は、スイムパートが圧倒的に多いです。
初心者は、アクアスロンでオープンウォータースイムに慣れておくことをおすすめします。
トランジションの練習になる
アクアスロンには、トランジションエリアも存在します。
参考までにアクアスロン大会のトランジションエリアをいくつか載せておきます。
トライアスロン大会のトランジションエリアに比べるとかなり簡易的なものになっていますが、着替えたり、シューズを履いたりする必要があります。
アクアスロンには、スイム→ランのトランジションがある
トランジションエリアのセッティングの仕方や効率の良い補給、着替え方などについて考える良い機会になります。
トライアスロンでは、トランジションは、タイムにも影響するので、第4の種目と言われるほどに重要視されています。
下記の記事に詳しく書いてあるので、ぜひ参考にしてみてください。
オープンウォータースイム、トランジション、どちらもトライアスロンに挑戦する前に、是非とも練習しておきたいことです。
初心者におすすめな理由④競技人口が少ない
アクアスロンの競技人口の少なさも、アクアスロンをおすすめする理由の一つです。
- 競技人口が少ない
- エイジ制が取り入れられている
トライアスロンより競技人口が少ない
私、ゆくトラ(詳しいプロフィールはこちら)は、トライアスロン歴5年、ラン歴8年になりますが、一度もトライアスロンとマラソンでは入賞をしたことがありません。(2022年時点)
しかし、アクアスロンでは、なんと3回以上入賞しています。
下記の記事は、2022年に入賞した大会のレビュー記事です。参考にしてみてください。
第1位になったこともあります。
なぜなら、圧倒的に競技人口が少ないからです。
アクアスロンは、競技人口が少ないので入賞も狙える
さらにエイジ制が取り入れられている
トライアスロンには、「エイジ」という仕組みがあります。
「エイジ」とは、英語の「age」のことで、「年齢」を意味します。
トライアスロンでは、エイジごとに、つまり、年代別ごとにも順位がつきます。
このエイジ制は、アクアスロンにも取り入れられています。
少ない競技人口をさらに、年代別で分けるのです。
下の画像は、私、ゆくトラ(詳しいプロフィールはこちら)が第1位になった大会の公式記録です。
アクアスロン大会19~29歳部門の参加者は、
なんと、1人だけ…
アクアスロンは、少ない競技者をさらにエイジで分けているのでライバルが少ない
完泳、完走さえしてしまえば、誰でも第1位でした。
少ない競技人口をさらに年代別に分けるのだから、必然的にライバルが減ります。
初心者であっても入賞を視野に入れることができるでしょう。
入賞を狙って大会に参加するのもめちゃくちゃ楽しいのでおすすめです。
自分のモチベーションアップにもつながります
さいごに
トライアスロン初心者がアクアスロンをやるべき理由について紹介しましたが、どうでしたか。
意外なメリットや発見があったのではないかと思います。
トライアスロン初心者にアクアスロンは本当におすすめです。
ぜひ挑戦してみてください。
トライアスロン完走までのロードマップは、下記の記事を参考にしてください。