トランジションエリアのセッティング準備と方法【トライアスロン初心者向け】

トライアスロン

トライアスロン初心者の方で不安の種となるのが、このトランジションのセッティング方法なのではないでしょうか?

本記事では、大会を10回以上完走した私(ゆくトラ)が、トライアスロン初心者に向けてトランジションのセッティング方法について解説します。

不安を取り除いて、自信を持って大会に臨んで頂ければと思います。

トランジションのセッティング準備

第1回東京・海の森トライアスロン(詳しくはこちら)を例に解説します。

トランジションエリアを見てみよう

トランジションエリアには、サイクルラックがたくさんあります。

サイクルラック
第1回東京・海の森トライアスロン大会トランジションエリア①

セッティングをするとこんな感じになります。

トランジションエリア
第1回東京・海の森トライアスロントランジションエリア②

トランジションのセッティングをしよう

自分のサイクルラックを見つけよう

まずは、自分のサイクルラックを見つけましょう。
サイクルラックには、それぞれ番号が振られています。

トランジション説明①

黄色いプレートを参考にして探しましょう。

トランジション説明②

次に、なにをどのようにセッティングをするのかを見ていきましょう。

荷物をセッティングしよう

自分のゼッケン番号と同じ数字のサイクルラックに自転車を引っ掛けましょう。

トランジション

写真のように、サイクルラックの番号が見える方に立ち、ハンドルが自分の側になるように引っ掛けます

トランジションにエリアに置くもの
  1. ビンディングシューズ
  2. 靴下
  3. ヘルメット
  4. サングラス
  5. ゼッケンベルト
  6. タオル
  7. 補給食
  8. キャップ
  9. ランニングシューズ
  10. パンク修理セット
①ビンディングシューズ

ランニングシューズでも代用可能です。
ビンディングシューズを事前に自転車のペダルに取り付けている人もいますが、玄人向けです。
初心者は、ビンディングシューズを履いてから乗車位置に行くことをオススメします。

ビンディングペダルについては、以下の記事を参考にしてください

②靴下

短い距離であれば必要がないという人もいます。
普段のトレーニングで靴下を履いているのであれば、履いた方が安心でしょう。
普段やっていないことをレース本番でやろうとしても上手くいかないことが多いです。
ビンディングシューズの中に入れておくとスムーズに履けるのでオススメです。

③ヘルメット

必須アイテムです。
バイクのハンドルに引っ掛ける、または、地面に置くとよいでしょう。
私は、いつも写真のようにハンドルに引っ掛けています。

④サングラス

サングラスは必須ではありませんが、準備しておくことをオススメします。
バイクは高速巡行となります。
虫やゴミなどが目に入ると大変です。
写真のように、ヘルメットの中に入れておくといいですよ。

⑤ゼッケンベルト

ゼッケンベルトも必須アイテムです。
バイクのハンドルに引っ掛けるとよいでしょう。

⑥タオル

あってもなくても大丈夫です。
ですが、初心者の方は準備しておいた方がよいでしょう。
何かと便利です。
私は、主にスイムアップ後、ビンディングシューズを履く前に濡れた足を拭くのに使っています。

⑦補給食

準備しておいた方がよいでしょう。
トランジションエリアは補給のチャンスでもあります。
もちろん、給水ボトルも自転車にセッティングして、バイク中に水分補給ができるようにしておきましょう。
バイクのトップチューブに養生テープなどで補給食をセットするのもオススメです。

補給食については、以下の記事を参考にしてください

⑧キャップ

これも人によりけりです。
私の場合、自転車でもキャップをかぶるので(あまりいない)ヘルメットの中に入れています。
キャップのつばが雨よけになるので、雨天時のレースなんかでは重宝します。

⑨ランニングシューズ

必須です。地面に置いておきましょう。
天候が不安定な日には、ビニール袋に入れておくことをオススメします。
びちょびちょのシューズで走りたくないですからね。(最終的にはびちょびちょになる場合が多いですが)

⑩パンク修理セット

私は準備していません。
大会前日までにしっかりメンテナンスをして、適正な空気圧の維持と、適切な時期にタイヤとチューブの交換をしておけば、そうそうパンクすることはないと思います。
ただし、パンクすると、ほぼ確実にDNF(途中棄権)となってしまいます。
パンクしないことを天に祈りましょう。

その他

水(スイムアップ後、洗う用)、日焼け止め、バスタオル、絆創膏…
必要以上に準備すると、他の選手の邪魔になることもあるので気をつけましょう。

レースに必要のないものをトランジションエリアに置くことは禁止されています

適宜、手荷物預け等を利用しましょう

レース前にトランジションエリアで確認すべきこと

レース前のトランジションエリアで確認すべきこと。
それは、導線です。

  • スイムアップ~トランジションエリア入り口
  • トランジションエリア入り口~自分のサイクルラック
  • 自分のサイクルラック~バイク乗車位置
  • バイク降車位置~自分のサイクルラック
  • 自分のサイクルラック~ランスタート位置

これらの導線を事前に確認しておくことで、トランジションをスムーズに行い、レースを有利に進めることができるでしょう。

また、トランジション内でのバイク乗車は禁止されています

必ず、ライン(ちゃんと線が引かれているので安心してください)を自転車の後輪が越えてから乗車、また、ラインの手前で降車するようにしてください。

トランジションエリア内では、バイクは押して走りましょう

いろいろなトランジションエリア

ここでは、複数の大会のトランジションエリアを見て、実際のトランジションエリアのイメージを摑みましょう。

トランジションエリア紹介①
2021千葉シティトライアスロン大会
トランジションエリア紹介②
第3回霞ヶ浦トライアスロンフェスタ
トランジションエリア紹介③
第1回東京・海の森トライアスロン2022

どのトランジションエリアも似たような感じですね
10レース以上参加しましたが、国内のレースは、どこもこんな感じです。
安心してトライアスロンに挑戦できそうです。

なかには、トランジションエリアが2か所の大会もあるようです。
私自身、未経験なので、そうそうあることじゃないので心配しなくても大丈夫ですよ。

さいごに

トランジションの速さは、トライアスロンのレースの一部としてタイムに影響します。

そのため、トランジションは、トライアスロンの第4の種目ともいわれるほどに重要です。

初心者トライアスリートは、周りの選手の素早いトランジションに焦ってしまうかも知れません。

ですが、初心者こそ急がず、慌てず、丁寧にトランジションを行うことを心がけましょう。

慌ててしまうと足が攣ったり、ウエットスーツがうまく脱げなかったり、転んでしまったり…と逆に時間がかかってしまうことになってしまいます。

落ち着いて、ひとつひとつ丁寧に、着実に第4の種目を攻略しましょう!

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