「トライアスロンは金持ちのスポーツなのか?」
トライアスロンをやっているとよく聞く話題の一つです。
なぜ、トライアスロンは、金持ちスポーツと言われているのでしょう?
そして、本当のところはどうなのでしょう?
元公務員、現在サラリーマンの立場からこたえたいと思います。
お金とトライアスロンは切っても切り離せない関係にあります。
トライアスロンと平均年収
トライアスリートの平均年収は1000万円とも言われています
平均年収が1,000万円と聞くと、金持ちスポーツのイメージとなってしまいますよね。
トライアスロンは、必要な機材や大会へのエントリー費が高額になる場合が多く、一般的なスポーツに比べてお金がかかります。これは、まぎれもない事実でしょう。
トライアスロンを趣味とするにはある程度のお金が必要
しかし、お金持ちではなくてもトライアスロンを楽しむことはできます。
トライアスロンを大いに楽しんでいる私(ゆくトラ)の事例から考察してみましょう。
著者の年収について
トライアスロンは金持ちスポーツなのか?を考察する前に、少し寄り道をして、私(ゆくトラ)の年収を紹介します。
実際に、トライアスロンを趣味としている人間の年収なので参考になるかと思います。
公務員時代の年収
学校の先生の給与明細と源泉徴収票を公開します。
・アラサー独身男
・国立大学教育学部卒(学士)
・地方公務員(小学校教諭)
・6年間勤務(新卒正規採用)
・自己都合退職 の場合
給与(額面) | 328,717円 |
給与(手取り) | 251,366円 |
年収 | 5,197,767円 |
公務員はボーナスが多いので、年収はそれなりになります
ちなみに退職金は、約80万円でした
現在(サラリーマン)の年収
忙しすぎたので転職しました。
まだ1年間勤めてないため、見込みの年収となります。
給与(額面) | 250,000円 |
給与(手取り) | 200,000円 |
副業収入 | 50,000円 |
年収 | 3,700,000円くらい |
うーん、少ない、、、
自由と引き換えにお金を失った感じですね
公務員とサラリーマンの年収の比較
あくまで私の場合です。
年収 | 手取り | |
公務員 | 510万 | 約400万 |
サラリーマン | 370万 | 約300万 |
巷では、トライアスリートの平均年収は1000万円とか言われているらしいですが、安心してください。
私は、手取り年収300万円です…
それでも、年間5レースほどこなしています。
ただし、節約しなければ厳しいです…
「トライアスロンは金持ちのスポーツなのか?」に対する考察
趣味に使えるお金
あくまで私の場合ですが、
超ざっくりと計算してみました。
手取り年収 | 生活費 | 計算 | 趣味に使えるお金 | |
公務員 | 400万 | 月々20万 | 400-(12×20)=160 | 160万 |
サラリーマン | 300万 | 月々20万 | 300-(12×20)=60 | 60万 |
ここから年収を上げていきますよ…
トライアスロンにかかる費用①
トライアスロンに必要な費用をざっくり計算してみました。
- スイム
ウエットスーツ | 5万 |
ゴーグル、水着、キャップ | 1万 |
- バイク
ロードバイク(エントリーモデルとする) | 15万 |
ヘルメット | 1万 |
ビンディングシューズ | 1万 |
サイコン | 1万 |
空気入れ | 1万 |
ボトル2つ、ボトルホルダー2つ | 5千 |
輪行袋 | 5千 |
- ラン
シューズ | 1万 |
- その他
トライウエア | 2万 |
リュック | 1万 |
- 種目別
スイム | 6万 |
バイク | 20万 |
ラン | 1万 |
その他 | 3万 |
合計 | 30万 |
これはあくまでも必要最低限の道具です。
必要最低限のレベルで、必要な費用が約30万円~です。(機材にこだわれば、もっと高くなる)
一般的なスポーツと比べると高額だと言わざるを得ません。
このほかにも、サングラス、キャップ、メンテナンス道具、日焼け止め、ワセリンなど…必要になってくるでしょう。
トライアスロン参加に必要な道具については、下の記事を参考にしてください
トライアスロンにかかる費用②
トライアスロンの大会に出場するためには、エントリー費用が必要です。
国内の大会は、平均して2万円を少し超える程度です。
さらに、これに加えて、
宿泊費 1万円
交通費 1万円
エントリー費用やら旅費やらで1レースにつき4~5万円かかります。
ここでは、年間2~3レース参加するとして、10万円程度としておきましょう。
余剰のお金(残高)
趣味に使えるお金 | トライアスロンに必要な費用①+② | 残高 | |
公務員時代 | 160万 | 30万+10万=40万 | 160万-40万=120万 |
現在 | 60万 | 30万+10万=40万 | 60万-40万=20万 |
一見すると、かなり厳しく見えますが、トライアスロンに必要な機材は、一度購入すれば、長く使うことができます。
最初は、お金がかかりますが、継続して必要なのは、大会のエントリー費と交通費、旅費くらいでしょう。
しかも、交通費と旅費は、節約しようと思えばできます。
ロードバイクもウエットスーツも5年以上使っていますが、今も現役です
まとめ
あくまで超個人的な条件(東京在住、アラサー、独身、生活費月々20万)から考察しましたが、
年収500万円あれば、トライアスロンをはじめる余裕ができる、また、生活にゆとりを持ってトライアスロンを続けることができる
年収400万円であれば、トライアスロンはできなくはないが、初期費用が多い分、最初のうちは、ギリギリの生活になる
年収300万円だと、トライアスロンを趣味とするのは厳しいが、初期費用の約30万円を準備できるのなら、趣味にできなくもない
と、本記事では、結論付けることにします。
趣味としてトライアスロンを始めたいのであれば、年収500万は欲しいです
年収500万が金持ちか否かは個人の感想になってしまいますが、1つの目安となるでしょう。
少なくとも、巷で言われている1000万円は、必要なさそうです。
しかし、私は声を大にして言いたい。
お金を言い訳にしてトライアスロンへの挑戦を断念はしてほしくない。
やろうと思えば、30万円でやれます!
お金があろうがなかろうが、トライアスロンをするかしないかは自分次第なのです。