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おすすめトライアスロン関連本【自己啓発・哲学・楽しみ方・思考法・体験記】

トライアスロン

本記事では、トライアスロンの始め方やトレーニング法などについて書いてある、いわゆるノウハウ本ではなく、実際にトライアスロンを完走したことのある人や中級者以上のトライアスリートに向けて、面白くてためになる本を紹介します。

トライアスロンのノウハウはこちらにまとめてあります。

本記事で紹介している本を読むことで、きっと、深い共感や新しい発見があることと思います。

おすすめのトライアスロン関連本【3選】

仕事ができる人はなぜトライアスロンに挑むのか!?(白戸太朗)

トライアスロンの本といったら、白戸太朗の本は欠かすことができません。
その中でも、とくにこの本は、トライアスロンについてだけではなく、仕事や人生観などについても書かれています。
トライアスロン界のレジェンド・白戸太朗、また、数々のトライアスリート会社経営者たちの哲学にふれることができます。
トライアスリートにおすすめの一冊です。

とくに印象に残っている言葉の一部を抜粋して紹介します。

プロのアスリートとして長く競技生活を送ってきた経験で言うと、身体の調子が悪いときは考え方もネガティブになり、正しい判断や決断が下せません。フィジカルとメンタルはコインの裏表のようなものですから、身体のコンディションはメンタルのコンディションにストレートに反映されるのです。

仕事ができる人はなぜトライアスロンに挑むのか!?(白戸太朗)

居心地のよい場所に安住してルーティンをこなしてるだけでは、ビジネスパーソンとしても人間としても成長はありません。一歩を踏み出す勇気を与えてくれるトライアスロンは、きわめて自己啓発的なスポーツなのです。

仕事ができる人はなぜトライアスロンに挑むのか!?(白戸太朗)

やったことがないうちから、「自分にはできない」と決めつけるのはやめましょう。「できる」と思って向き合わないと、できることもできなくなります。まずは、「できる」と思い込むことです。

仕事ができる人はなぜトライアスロンに挑むのか!?(白戸太朗)

限界とは自身の未熟な常識が勝手に作り上げているもの。体力も学力も、練習や学習を繰り返しているうちに必ず上向きます。そして限界値が上がると、見える風景ががらりと変わります。常識とはつねにいまの経験値が基準であり、経験を重ねるといくらでも変わります。自分の可能性を否定しないほうがいろいろなことにチャレンジできるので、人生が楽しく豊かになります。その手段のひとつがトライアスロンなのです。

仕事ができる人はなぜトライアスロンに挑むのか!?(白戸太朗)

トライアスロンの真のゴールはフィニッシュすることにあるのではなく、トライアスロンをやろうと思って取り組んでいるその過程にあります。皆さんもその過程で、自分自身の変化を、喜びを、発見してください。

仕事ができる人はなぜトライアスロンに挑むのか!?(白戸太朗)

熱くてカッコいい名言の数々です

トライアスリートなら、きっと共感したり、感銘を受けたりするのではないでしょうか。
そして、トライアスロンを自分の人生に活かし、自身の人生を思いっきり楽しむためのヒントをたくさん見つけることでしょう。

トライアスロンに挑戦する勇気をくれる、また、トライアスロンをもっと楽しみたいと思える一冊です

走ることについて語るときに僕の語ること(村上春樹)

日本の文豪である村上春樹も実はトライアスリートです。
文章のプロ中のプロが書いた異色のマラソン・トライアスロン本がこの本です。
小説家の描くトライアスロンはものすごく興味深くおもしろいです。

例えば…

ついさっきまで海の中をじゃぶじゃぶ泳いでいたというのに、今ではペダルを踏んで、時速30キロで風を切っている。これは何度経験しても、妙な気分のするものだ。重力も違うし、スピードも違うし、手ごたえも違うし、使う筋肉も全然違う。山椒魚が急にダチョウに進化したみたいだ。

走ることについて語るときに僕の語ること(村上春樹)

スイムからバイクへのトランジションを小説家が表現するとこうなるのですね

また、トライアスロンについては、このように記述しています。

もし苦痛というものがそこに関与しなかったら、いったい誰がわざわざトライアスロンやらフル・マラソンなんていう、手間と時間のかかるスポーツに挑むだろう?苦しいからこそ、その苦しさを通過していくことをあえて求めるからこそ、自分が生きているという確かな実感を、少なくともその一端を、僕らはその過程に見出すことができるのだ。

走ることについて語るときに僕の語ること(村上春樹)

哲学的です…

トライアスリートについて、

我々はこの社会にあって、どちらかといえば特殊な人種なのだ。考えてもみてほしい。選手たちのほとんどが仕事と家庭をもって暮らしており、その上に水泳と自転車とランの練習を―それもかなり激しい練習を―日常的にこなさなくてはならないのだ。もちろん時間もとられるし、エネルギーももっていかれる。世間の一般的な常識から見れば、とてもまともな生活とは言えないはずだ。変人・奇人と言われても文句が言えない部分はある。だから「連帯感」というほど偉そうなものではないにしても、温かい共通項のようなものが我々のあいだには漠然と、晩春の峰にかかった淡い色合いのもやのごとく、存在する。

走ることについて語るときに僕の語ること(村上春樹)

わかりみが深い…

そして、トライアスロンの大会を終えた村上春樹の言葉、

僕らは初秋の日曜日のささやかなレースを終え、それぞれの家に、それぞれの日常に帰っていく。そして次のレースに向けて、それぞれの場所で(たぶん)これまでどおり黙々と練習を続けていく。そんな人生がはたから見て―あるいはずっと高いところから見下ろして―たいした意味を持たない、はかなく無益なものとして、あるいはひどく効率の悪いものと映ったとしても、それはそれで仕方ないじゃないかと僕は考える。たとえそれが実際、そこに小さな穴のあいた古鍋に水を注いでいるようなむなしい所業に過ぎなかったとしても、少なくとも努力をしたという事実は残る。効能があろうがなかろうが、かっこよかろうがみっともなかろうが、結局のところ、僕らにとってもっとも大事なものごとは、ほとんどの場合、目には見えない(しかし心では感じられる)何かなのだ。そして本当に価値あるものごとは往々にして、効率の悪い営為を通してしか獲得できないものなのだ。たとえむなしい行為であったとしても、それは決して愚かしい行為ではないはずだ。僕はそう考える。実感として、そして経験則として。

走ることについて語るときに僕の語ること(村上春樹)

文豪がマラソンやらトライアスロンやらについて書くと、こんなにも興味深くおもしろくなるんですね。

他にもたくさんの心に響く言葉があります。

走り終えて自分に誇り(あるいは誇りに似たもの)が持てるかどうか、それが長距離ランナーにとっての大事な基準になる。

走ることについて語るときに僕の語ること(村上春樹)

僕は走りながら、ただ走っている。僕は原則的には空白の中を走っている。逆の言い方をすれば、空白を獲得するために走っている、ということかもしれない。

走ることについて語るときに僕の語ること(村上春樹)

走り続けるための理由はほんの少ししかないけれど、走るのをやめるための理由なら大型トラックいっぱいぶんあるからだ。僕らにできるのは、その「ほんの少しの理由」をひとつひとつ大事に磨き続けることだけだ。

走ることについて語るときに僕の語ること(村上春樹)

与えられた個々人の限界の中で、少しでも有効に自分を燃焼させていくこと、それがランニングというものの本質だし、それはまた生きることのメタファーでもあるのだ。

走ることについて語るときに僕の語ること(村上春樹)

ランナーやトライアスリートは、きっと共感したり、納得したり、感銘を受けたりすることでしょう。
そんな心に響く言葉がたくさんあります

めちゃくちゃおすすめの一冊です

自転車生活の愉しみ(疋田智)

番組プロデューサー、テレビマンの著者が書く、「自転車生活の愉しみ」
トライアスロン本というか、自転車関連本ですが、面白く、サクサク読めます。

トライアスリートにとって、自転車トレーニングってどうしても腰が重くなりがちですよね。
トライアスロンに初めて挑戦する人にとっても、自転車は高いハードルになりがちです。
本書を読んで、自転車生活を全力で楽しみましょう。

自転車生活は、メリットだらけです。

普通の生活の中に、自転車というものをもう少し取り入れるだけで、きっと新たな地平が拓かれていく。すすみゆく時代の中で、ふと立ち止まって考えるきっかけができてくる。そう思ったときにはベルトの穴が二つ小さくなり、重ね着する服が一枚少なくなっている。

自転車生活の愉しみ(疋田智)

狭い車内の中でビンビンにエアコンを効かせて渋滞の一員になっているよりも、満員電車の中でもみくちゃになって、体力と気力をすり減らせているよりも、自転車は必ずあなたのためになる。健康、環境に貢献する。それもいい。だが、それ以上にその自由さ、楽しさは、きっと自分自身のアタマをも活性化させてくれる。

自転車生活の愉しみ(疋田智)

自転車は、マジで痩せて、自由で、楽しいです

最後に自転車に乗ったのはいつだっただろう?高校の頃?それとも社会人になった後だったろうか?大人になると、かつての男の子たちも女の子たちも、なぜか自転車から縁遠くなってしまう。あんなに乗っていた自転車なのに、なぜかみんな自転車を「卒業」してしまうんだ。でも、ホントはそんなバカな話はない。大人になっても自転車は使えるぞ。サドルに乗って眺めてみれば、東京だってアッという間にワンダーゾーンに姿を変えてくれる。

自転車生活の愉しみ(疋田智)

自転車って本当は、ハードルが低いはずですよね

クルマという鉄の箱に入っていたときには気づかなかった、風という地球の息吹。それを全身で浴びることができるのが自転車なのだ。同じ向かい風でも真夏の暑い熱風も、寒みぃ~、の木枯らしだってある。逆に春の暖かな南風、秋の爽やかなそよ風もある。それらを味わいながら、そうだな、風と共存するのだ。

自転車生活の愉しみ(疋田智)

どうですか?自転車に乗りたくなってきませんか?

実に様々な角度から自転車の魅力について語られる本書
著者の自転車愛が詰まっています

自転車に対して高いハードルを感じているあなたにおすすめの一冊です

Kindle版(電子書籍)おすすめの一冊

Kindle本、これがマジでおすすめです。

読書量が増えます人生が豊かになります

本記事で紹介した本にも電子書籍版があります
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サラリーマンアイアンマン:平凡なる会社員のトライアスロン挑戦記

失敗しても次に活かすことができれば、それは本当の意味で失敗ではない。

サラリーマンアイアンマン:平凡なる会社員のトライアスロン挑戦記

興味があるものに対しては失敗を恐れず迷わず行動するべきだ。ただ見るのとやってみるとでは雲泥の差があるし、実際に行動しないと成長もできない。

サラリーマンアイアンマン:平凡なる会社員のトライアスロン挑戦記

挑戦に遅すぎることはない。むしろ、今日が人生で最も若い日なのだから、やりたいことがあればすぐに行動するべきだ。

サラリーマンアイアンマン:平凡なる会社員のトライアスロン挑戦記

著者の行動力、考え方にすごく共感しました。

トライアスリート経験者として、面白おかしく読める本でもあります。

そして、いよいよ人生初のトライアスロンの日を迎える。
距離的には問題ないだろうと考えてはいたものの、やはり、スタート前は完走できるかかなり不安になる。人生初なので、当然と言えば当然だ。一方で、少しワクワクする気持ちもある。
いざスイムスタートの前に明らかな違和感を感じた。他のトライアスリートと比較して、私の水着姿が圧倒的に浮いているのである。
例えば、フルマラソンであれば、明らかに初心者だと分かるような体型・ランニングウェア、仮装ランナーだっている。だがトライアスロンでは、ふざけた格好で参加する者は誰一人として存在しないのである。そう、私を除いては。

面白いです!

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まとめ

トライアスロンを完走したことのある人や中級者以上のトライアスリートに向けて、面白くてためになる本を4冊紹介しました。

仕事ができる人はなぜトライアスロンに挑むのか!?

走ることについて語るときに僕の語ること

自転車生活の愉しみ

サラリーマンアイアンマン:平凡なる会社員のトライアスロン挑戦記

どの本もトライアスロン経験者は、とても楽しめる内容となっていると思います。
どの本も電子書籍版があるので、
すぐ読める、たくさん読める、かさばらない、「Kindle Unlimited(キンドルアンリミテッド)」マジでおすすめです。

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