九十九里トライアスロン、略して、99T。
千葉県九十九里海岸で開催される日本最大規模のトライアスロン大会です。
ロケーションも抜群です。
2023年大会は、第10回の記念大会でした。
実は、今回で九十九里トライアスロン4回目の参加になります。
何度も参加したくなるぐらい魅力的な九十九里トライアスロンは、どんな大会なのか？
皆様にお伝えできればと思います。
大会概要
大会概要
| 大会名 | 九十九里トライアスロン2023 |
| 開催地 | 千葉県一宮海岸周辺 |
| 開催日 | 2023年10月8日（日） |
| 気温 | 23℃ |
競技距離
| オリンピック・ディスタンス | スイム：1.5㎞ バイク：40㎞ ラン ：10㎞ |
| ミドル・ディスタンス | スイム：1.9㎞ バイク：91.1㎞ ラン ：21.1㎞ |
| 10Kラン | ラン ：10㎞ |
ミドル・ディスタンスに参加しました
競技会場について
選手受付とトランジションエリアは、ハッピーサイエンスユニバーシティ。
幸福の科学の大学です。
スポーツのためにこういう風に場所を提供してくれるのはありがたい。（信仰は自由ですから）
しかし、この九十九里トライアスロンなんですが、トランジションエリアからスイム会場とゴール地点がマジで遠いです。（詳しくは後述します）
九十九里は、サーフィンでも有名です。
コースのところどころでサーファーを見かけることでしょう。
レース前日
九十九里に前日入りしました。
貧乏トライアスリートである私、ゆくトラは、ネカフェに泊まります。
漫画に気を取られて就寝時間が遅くなってしまいました…（もちろん酒も）
12時前に就寝。（計画では10時には就寝だったんだけどね、）
レース開始まで
5時半に起床。
あまり寝られてないが（おいおい、）体調はほどよし！
これがオレのトライアスロンスタイル。（トライアスロンは百人百様なのです）
ネカフェから自走で会場へ。
受付で参加賞を受け取りました。
手荷物預け用のバック
スポーツドリンク
ボディシート
靴ひも
※ゼッケンなどは事前に郵送されています
トランジション準備をスムーズに完了。
時間にも余裕がありました。
しかし、急に腹痛が…
急遽トイレへ。
くっっっそ待たされる…（40分近く、）
トイレの場所の選択ミスった、
そして、スタートにギリギリ間に合うか！？という羽目に、、、
九十九里トライアスロンは、トランジションエリアからスイム会場が遠いんです。（約1キロ）
急いで手荷物預けを済ませてスイム会場へ。（トランジションエリアからスイム会場までの道中に仮設トイレがありました。穴場かも？）
第1ウェーブが100mほど先でスタート。（第1ウェーブのスタートには間に合わず…）
自分は第2ウェーブだったのでなんとか大丈夫でした。
試泳を軽く済ませてスタートです。
レース開始
スタート
久しぶりの一斉スタートでした。
自分は自信がなかったので後ろの方に陣取りました。
スイム
水質は入水した自分の手が見える程度。
バトルは（後ろの方からスタートしたので）少なかったです。
水温も少し冷たいぐらいで自分にはちょうどよかったです。
スイム会場は、一宮川の河口付近なので海の塩水と川の真水の両方が存在するちょっと面白い感じになっています。
マイペースに泳ぎ、ゆっくり完泳しました。
45分48秒（502位／641人中）
トランジション①
スイムアップからトランジションエリアまでが遠い…
遠いったら遠い！（約1km）
絨毯も敷かれていますが、一部、ゴツゴツしたところもありました。
なかなかハードなトランジションとなるでしょう。
トイレを済ませてバイクへ。
12分47秒（392位／641人中）
バイク
本大会の大目玉（個人的感想）のバイクパートです。
九十九里海岸に沿って建設されている九十九里有料道路を走るコースです。
普段は自転車で走ることはできません。
オーシャンビューで最高なバイクコースです。
有料道路なので路面もしっかり整備されています。
最高のバイクコース！！！
走りやすそう！
・・・・・・・・・・
実は、あまり走りやすくないんです…
海沿いなので、ひたすらに風が強いです。
もはや、暴風です…
実は、私ゆくトラ、今回を含めて4回（OD×1回、MD×3回）九十九里トライアスロンに参加しているのですが、風の印象は強いです。
向かい風がエゲツナイ。
もちろん、向かい風がある分、追い風になるところもあるので、そこは楽に走れますが、
なかなかにしんどいバイクになりました。
脚をかなり限界近くまで酷使してしまいました。
3時間30分59秒（583位／641人中）
トランジション②
トイレを済ませました。
このあと20km走るのか…やだなぁ、
とか考えながらランへ。
4分21秒（223位／641人中）
ラン
走り始めの時点で脚がかなり限界、
しかし、自分を奮い立たせて頑張る…
このことだけを意識して走り続けました、
ポエム・・・
・・・ｗｗｗ
急に…ｗｗｗ
しかし、これこそトライアスロンにおいて大切な考え方なのではないでしょうか？
（人生にも通ずるところがあると思います）
キツくても辛くても頑張って走り続ける。
そうすれば、いつかゴールに辿り着く。
抜かれたっていい。
トライアスロンは自分自身との闘いなのだから。
・・・・・・・・・・
オレは走った。
とことん走った。
遅かったけど、粘り強く走った。
オレは決して歩かなかったのである。
・・・・・・・・・・
15km地点までは…（キツイ15kmだった、）
歩いたのかよ・・・
カッコつけといて…ｗｗｗ
さっきのポエムは何だったんだ、
カッコつけといてなんですが、
オレは歩いてしまいました、
・・・・・・・・・・
一度歩いたら、もう、ダメだ、
もう走れない。
蹴り出せない。
脚が棒になったかのようだった。
残り5kmが長かった、ひたすらに長かった。
長い長い道をオレは歩いた。
・・・・・・・・・・
このことだけを意識して前に進み続けました、
でた…ポエム…
・・・・・
ｗｗｗｗｗ
しかし、その通りだ。
たとえ、走っていなくとも、
前に進んでいる限り、ゴールには必ず辿り着く。
（人生だってそうだと思います）
オレは、前へ前へとひたすらに歩き続けた。
・・・・・・・・・・
しかし、ダメだった、
オレはとうとう立ち止まった。
近くの縁石に座り込んだ。
オレの心が叫んだ、
「帰りてえええええぇぇぇ！！！」
・・・・・
・・・・・
・・・・・
しかし、ドケチなオレにDNFはあり得ない。
（エントリー費は4万円に近い。）
脳内にブルーハーツの『情熱の薔薇』が流れる。
永遠なのか本当か ♪
時の流れは続くのか ♪
いつまで経っても変わらない ♪
そんなものあるだろうか ♪
永遠なのか？
いつまで続くのか、この苦行は、
思えば、オレの人生はいつもそうだった、
飽き性で、粘り強さがない、
仕事も恋愛も、なんだってそうだった、
なんか自分語りが始まった…
なんか違う、と思ったらパッと見限っていた、
だから、仕事も恋愛も長続きしない。
トライアスロンは、どうなんだ？
オレは今、何のために走ってるのか？
なんだか、悲しくなってきた。
知ってるかい？
ゆくトラってやつは、好奇心旺盛でチャレンジ精神に溢れたイカしたアラサーなんだぜ？
だから今、ゴールに向かって頑張ってんだろ？
そうだ！俺はオレの人生を全力で生きてるんだ！
…なんだこの茶番…
こんなふうに自分自身と対話しながら有意義な時間（レース）にすることができました。
楽しむもよし！タイムにストイックになるのもよし！自分自身と対話するのもよし！
トライアスロンの在り方は、百人百様ということです。
しかし、厳しいランとなりました。
長い、長い、ランでした…（マジで、）
3時間19分16秒（639位／641人中）
ヤバすぎ…
ゴール！
なんとかゴール。
ゴールにいたガールズが飛び跳ねて一緒に喜んでくれました。
きゃーーー！おめでとーーー！
なんかめちゃくちゃ嬉しかったです。（革新的なサービス…しかし、オレって単純、）
全員にやってんだから、きっと大変だろう、
そして、ゴールにいた白戸太朗さん（トライアスロン界のレジェンド）が、力強い握手をしてくれました。
「ありがとう！」という言葉を添えて、
感動！（嬉しかった）
「白戸さん！ファンです！」
言葉で伝えたかった…（言えてない、）
もちろん参加者全員に握手していた。
ますますファンになりました。
なんというサービス精神なのでしょう。
ゴール後は、完走賞↓↓↓
タオル
Tシャツ
完走メダル
スポドリ、ザバス
をもらい、そのまま手荷物回収へ。
その後、ゼッケンについている引換券を使って、ハマグリを頂きました。
さて、ゴール地点からトランジションエリアに自転車を回収しに行きます。
これが（ゴール地点からトランジションエリアまで）遠い…
遠いったら遠い！！！
3キロぐらい歩いたかな、
しんどかった…
トランジションエリアに着いた頃には、すっかり暗くなっていました。（無論、ほとんどのバイクが回収済み、）
今から片付けして、輪行して、ウェットスーツ洗って、洗濯して…
はぁ…明日から仕事か…
沈んでいく夕日と共に、現実に引き戻される感が哀愁を誘います。
なんだか虚しくなっちゃいました。
こんなトライアスロンもたまにはいいね。
人生いろいろ。
トライアスロンもいろいろ。
リザルト
7時間53分11秒（628位／641人中）
制限時間ギリギリを攻めましたｗｗｗ
DNF（途中棄権）が40人くらいいたみたいです。
トレーニングしないと…
感想
実に4回目の参加となった九十九里トライアスロン。
とにかく風がしんどいです。
しかし、自然を楽しむことこそトライアスロンの醍醐味。
それを含めて最高の大会だといえそうです。
レースは、ズタボロでしたが、トライアスロンは自分自身との勝負です。
自分自身に勝ったものは、全員が勝者なのです！
・・・・・・・・・・
第5回大会リザルト：6時間53分12秒（←初ミドル）
第8回大会リザルト：7時間55分56秒（←雨天＆極寒レース）
第10回大会リザルト：7時間53分11秒（←涼しい気候）
・・・・・・・・・・
え？
（過去の）自分自身に負けてるやん…
オーーーーーノーーーーー
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