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IRONMAN Jpan South Hokkaido(アイアンマンジャパンみなみ北海道)|感想&結果報告

大会レビュー

アイアンマンレース

日本語にして、

鉄人レース

ずっと、ずっと、ずっと、鉄人になりたかった。

でも、IRONMAN(アイアンマンレース)は、長年、日本国内では行われていませんでした。

つまり、鉄人になるためには、海外に行かなければならず、それはとてもハードルの高いものでした。

しかし!!!

9年ぶりに「IRONMAN Japan」が復活しました!

日本国内でアイアンマンになるチャンスがやってきたのです!

9年ぶりに日本国内で開催されたアイアンマンレース

IRONMAN JAPAN みなみ北海道

に参加してきました!

スイム3.8km
バイク180.2km
ラン42.195km

の超持久系トライアスロン大会。

多くのトライアスリートたちの憧れ

それこそが、

IRONMAN(鉄人)

IRONMAN
トライアスリート達の憧れ。それが「IRONMAN」

トライアスロン歴7年にして、初めてのアイアンマンレースです。(フルディスタンスも初めて)
※アイアンマン70.3は、経験済み

大会に参加しての感想を書き綴っていきます。

圧倒的達成感がそこにはありました。

大会概要

大会概要
大会名アイアンマンジャパンみなみ北海道
開催地北海道(北斗市、木古内町)
開催日2024年9月15日(日)
※ただし、9月13日(金)までにアスリートチェックインが必要。さらに9月16日(月)にバイクチェックアウトなどがある(実質、9/13~9/16の4日間)
気温/水温(午前4時)19℃/21℃
最高気温/最低気温23℃/13℃

アイアンマンレースは、参加するだけでも大変です

まず、日程が厳しい

期間としては、実質、9/13(金)~9/16(月)の4日間が必要でした。

大まかな日程は、以下の通り。

9/13(金)アスリートチェックイン、ブリーフィングなど
9/14(土)バイクチェックイン、ギアバックセッティングなど
9/15(日)大会当日
9/16(月)バイクチェックアウト、ロールダウンなど
4日間あっても、やることは多い

多くの場合、仕事を休む必要もあるでしょう。

さらに、お金もかかります

エントリー費は、

$790+10%
(1ドル160円として、)
790×1.1×160=139,040
約14万円

約14万円

参加するだけで14万円。(ヤバすぎ…)

スタートラインに立つことすら難しい…

それが、それこそが、

アイアンマンレース

何がなんでも完走しようと心に誓いました。

レース開始まで

9月13日(金)

午前3時に起床。

アイアンマンレース当日も朝3時に起きることになるので、2日前から生活リズムを作りました。

午前6時ごろ、東京駅を出発。

新幹線「はやぶさ」に乗車。

新幹線「はやぶさ」

見るからにアイアンマンレースに出場すると思われるトライアスリートがすでにたくさんいました。

新幹線で大会に向かうトライアスリートのほとんどが輪行しているため、新幹線の中は自転車だらけ。

新幹線のデッキ
新幹線のデッキが自転車で埋まる

12時ごろ選手受付会場に到着。

選手受付と同時に参加賞とギアバックなどを受け取ります。

参加賞
リュック、ステッカー、ボトル、ゼッケンベルト、どら焼き、アミノバイタル

参加賞①
メッシュタイプのリュック
参加賞②
ステッカー、ボトル、ゼッケンベルト
参加賞③
どら焼き
参加賞④
アミノバイタル
ギアバック
ギアバック
パーソナルニーズバック
パーソナルニーズバック

アイアンマンの公式ショップに向かいましたが、欲しかったアイテム(名前入りTシャツ)はすでに売り切れ、残念!

アイアンマンオフィシャルストア
名前入りTシャツは、あっという間に完売したそうです…

14時のブリーフィング(必須)に参加。

ブリーフィング①
ブリーフィングの会場
ブリーフィング②
人口密度が半端ない…

16時頃にホテル到着。

簡単な荷物の整理を済ませます。

17時頃、近くのラッキーピエロで炭水化物を注入。

思ったよりも量が多くてお腹がパンパンになりました。

ラッキーピエロ

20時前には就寝。

そこまで眠くなくても目をつぶって無理やり寝ました。

アイアンマンレースは早寝早起きが大事です!

9月14日(土)

午前3時起床。いい感じのリズムです。

朝食まで時間があるので、荷物の整理をしました。

荷物整理
アイアンマンレースは荷物の整理が大変

受付で支給されたバック
バイクギアバック、ランギアバック、ストリートギアバック、パーソナルニーズバック…

アイアンマンレースは、たくさんのバックが支給されます。

初めての方は混乱するかもしれません…

補給食やシューズやタオルなどなど、必要なものをピックアップしていきます。

しかし、ここで問題が…

ナンバーシールの貼り方がわからん、

ゆくトラ
ゆくトラ

適当に貼りました、

あっという間に午前7時近くに、

朝食を済ませて、近くのホームセンターへ。

バイクグローブとヘッドライトを忘れたので購入しました。

ホームセンター
グローブは安物。ヘッドライト推奨でしたが、100均のライト購入。

午前9時すぎに函館駅からT1に向かうシャトルバスに乗車。

無料シャトルバス
無料シャトルバス。旗が立っていてわかりやすい。

バイクチェックインは長蛇の列。

バイクチェックイン①
バイクチェックインの列

バイクチェックインはかなり細かく見ている印象でした。

自分の場合、ハンドルのバーエンドが片方取れていたので(そのままにしててスミマセン)養生テープで補修しました、

バイクチェックイン②
右側のドロップハンドルを養生テープでぐるぐる巻きにすることに…

バイクチェックインを済ませて、

バイクギアバックの準備をします。

バイクギア①
バイクギア②
バックがパンパン

バイクギアバックに入れたもの
ヘルメット、ビンディングシューズ、ウエア、靴下、グローブ、補給食、ゼッケンベルト

ゼッケンベルトは、バイクパートでは必要ありません(ゼッケンの装着は、ランパートのみでもOK)でしたが、補給食をセットするのに都合がよかったのでバイクギアバックに入れました。

バイクギア③
バイクギアバックは、大会当日、スイムアップするまで触れないので注意!

T1の準備を全て済ませてから、カメラでアイアンマンの雰囲気をパシャリ。

T1の様子①
T1のバイクギアをセッティングしている場所
T1の様子②
ブイもアイアンマン仕様
T1の様子③
スイム会場(前日)の様子
T1の様子④
高級バイクが並ぶバイクエリア

T2へ向かいます。

T1からT2まではバイクコース(高速道路)をシャトルバスで下見できました。

後述しますが、バイクコースは事前情報よりもアップダウン多め

T2でランギアバックをセッティング。

ランギア①
ランギア②

ランギアバックに入れたもの
シューズ、キャップ、着替え、靴下、タオル、補給食

ランギア③

T2は木古内駅から徒歩圏内で新幹線とのアクセスが抜群でした。

木古内駅
T2から木古内駅が近い!バイク返却がT2なので、新幹線だと帰りが楽。

ゴール地点も見学。

「I’ll be back.」

心の中で誓いました。

ゴール地点

そんなこんなで15時過ぎにホテルに帰還。

今日も近くのラッキーピエロで炭水化物を摂取します。

オムライス
タンパク質と炭水化物がよさげなオムライスを食べた

帰りにおにぎりを爆買い。(朝ご飯を含む)

ホテルで、ストリートギアバックとパーソナルニーズバック、明日の最終確認をしました。

パーソナルニーズバックとギアバック
パーソナルニーズバック
パーソナルニーズバック(レースの最中に中身を受け取ることができる)

18時すぎには布団に潜り込みました。

しかし、なかなか寝付けない。

ドキドキとワクワクと不安が混ざり合った変な感じ。

緊張してたのかもしれません、

ゆくトラ
ゆくトラ

5回ぐらい目覚めてしまいました…

9月15日(日)

3時起床。

夜に何度か目覚めてしまったが、9時間も布団に潜っていたので体調は良好。

2日前から生活リズムを作った甲斐があった。

しかし、めっちゃ雨が降ってる…

大会当日午前3時頃
大会当日午前3時ごろは、かなりの雨が降っていた

4時過ぎにホテル出発。(アイアンマンの朝は早い)

この頃にはすでに雨が上がっていました。

風は強かったけど、雨は止んで曇り。

暑すぎず寒すぎずで最高のトライアスロン日和になりそうな予感!

シャトルバスに乗って大会会場へ。

シャトルバスの中
早朝の4時過ぎからシャトルバスの中は激混み

トイレが長蛇の列…

トイレが長蛇の列

写真を撮りまくり、ストリートギアバックとパーソナルニーズバックを預けて、

パーソナルニーズバック
パーソナルニーズバック
大会当日のバイクエリア
大会当日のバイクエリア
大会当日のバイクギア
大会当日のバイクギアバック

いよいよレース開始!

アイアンマンレース開始

アイアンマンレース開始

とうとう始まったアイアンマンレース!

スタート

スタート
レッドカーペットに並んでスタートを待つ

ローリングスタート。

完走が目的の自分はバトルを避けるため後ろの方にスタンバイ。

結果、自分のスタートまで30分近く待つことに、

猛烈にトイレに行きたくなり、こっそり海に入って、こっそり出しときました。

スイム

スイム
大会当日のスイムエリア

2周回コース

1.9kmで一度、陸に上がります。

3.8kmの長丁場

しかし、海は超遠浅。(スイムが苦手な人には嬉しいかも)

第一ブイまでは泳ぐというより歩いて進みました。

波はそこそこある印象。

北海道まで来たけれど、海は普通に綺麗じゃなかった。

視界はほとんどありません…

スタート直後にレスキューのボートに掴まってる人が何人もいたのがビックリ…

アイアンマンレースといえども初心者っぽい人が沢山いるってことです、

しかし、3.8kmは本当に長い

恥ずかしながら3回ぐらいオシッコをしてしまいました。

自分がどの辺を泳いでいるのかわからなくなることが何度かありましたが、(一部、ブイが見づらい)

特に大きなトラブルはなく超マイペースに完泳。

しかし、3.8kmは長いぜ…

1:41:56(※GARMINによる)

T1

T1は砂浜。

足が汚れないようにウェットスーツを踏んだままバイクの準備。

ジェルタイプの補給食を摂取してバイクへ。

バイクスタート!と思いきや、

あれ!?クリートがハマらない!?

少し焦りましたが、クリートに砂がたくさんついてハマらなかっただけでした。

砂を落として再スタートです。

11:28(※GARMINによる)

バイク

180.2kmの長丁場。しかし、

そのコースの多くを自動車専用道路を走るという、

高速道路をIRONMANが貸し切る!最高のバイクコース!

路面は綺麗で超平坦!

ハイスピードなレースになる!(事前情報からの妄想)

と、思っていましたが、

実際のところ、傾度1〜3%程度のアップダウンが永遠に続く感じ

平坦なところはほぼなかったように感じる。

しかも1箇所は、激坂。(4回走ることになる)

さらに、風もそこそこ吹いている。

最初のうちは、高速道路を走ることにテンションが爆上がり!

景色も良くてテンション爆上がり!

トンネル内を車にビビることなく走行できる非日常感にさらにテンション爆上がり!

エイドもかなり充実していて、さらにテンション爆上がり!

あーーーーー

最高

って感じでしたが、

180.2kmは、やっぱり長い…

100㎞辺りから太ももに違和感を感じつつ、

なんとか騙し騙しペダルを回し続けました。

補給食(固形タイプ×3、ジェルタイプ×5)とパーソナルニーズでおにぎり3個爆食。

食欲があるってことは体力的に余裕がある証拠です

脚には来ましたが、全体的には余力を残せたと思います。

しかし、180.2kmは長いぜ…

全体的に、上りではバンバン抜かせたけど、下ではバンバン抜かされました。

体重が軽いってのもあるけど、自転車の性能もあるかなぁ、

かれこれ8年も乗ってるロードバイク。

もともとは真っ白だったけど、いい感じに黄ばんでる…

IRONMANのボトル(白)と比べると、バイクの黄ばみが一目瞭然…実物はもっと黄色い。
ゆくトラ
ゆくトラ

高級バイクの中、これで走るのがけっこう恥ずかしかったりします…

7:27:23(※GARMINによる)

T2

普通のオリンピックディスタンスのトライアスロンなら、わざわざ着替えたりしませんが、

今回は上も下も靴下も着替えました。

心も体もリフレッシュしてランパートに向かいます。

ゆくトラ
ゆくトラ

アイアンマンレースは、長い戦いになるので着替えて大正解でした

12:43(※GARMINによる)

ラン

3周回、42.195km。平坦な北海道の田舎道を走ります。(街灯が少ないのでヘッドライト推奨でした)

3.8km泳いで180.2km漕いだ後にフルマラソン…

狂ってやがる…!!!

と思ってましたが、

意外と足が動きます。

しかし、ここでスピードを上げないのが、トライアスロン歴7年の30代。

そう、トライアスロンは戦略のスポーツなのです。

スピードを上げたい気持ちを抑えて抑えて、

キロ7分30秒ペースで走り続ける。

もちろんバンバン抜かれるが、

42.195kmを走らねばならない

ここでスピードを上げれば、最後まで持たないのが目に見えている。

スピードを上げたい気持ちを抑えて淡々と走り続けました。

しかし、それでも25km地点付近でへばってしまい、とうとう歩いてしまいました。

歩いて、走って、歩いて、走って…を繰り返し、かなり厳しい時間となりましたが、ゴールする瞬間を糧に頑張りました。

5:46:24(※GARMINによる)

ゴール

ゴールする瞬間の達成感が忘れられない

アイアンマンレースはゴールする瞬間がすごかったです。

応援が半端ないです。

レッドカーペットを走るその時はまさに主人公

ゴールゲートを潜ると眩しくて何も見えなくなります(物理的眩しさ)。

名前を呼ばれて、

「You are an IRONMAN!!!」

と言ってくれます。

ゴールの瞬間は、何もかもが特別でした。

そして、とうとう、

IRONMANになりました!

完走賞は、写真の感じです。

完走賞①
完走メダル
完走賞②

完走賞
フィニッシャータオル、Tシャツ、完走メダル

IRONMANという称号が何より嬉しい

鉄人になったのです!

15:19:53(※GARMINによる)

感想

感想
他の鉄人たちの誕生の瞬間も一緒に楽しんだ。全員が主人公。

アイアンマンレースは普通のトライアスロン大会とは違って特別感があります

著者は、何度もトライアスロン大会に出場していて経験もある方だと思いますが、(そんな自分でも)緊張してしまったり、生活リズムを作るのが大変だったりで、準備にとても時間がかかりました。

費用面からも気軽には参加できない大会でしょう。

エントリー費の14万円を含めて、軽く20万円以上(交通費、宿泊費など)使ったと思います。

さらに、参加するだけでも4日間程度の日程が必要で、場合によっては仕事を休まなければなりません。

しかし、それらを差し引いても参加する価値があるのがアイアンマンレースです。

最高の大会でした。

そして、

IRONMANになれてよかったです!

ゆくトラ
ゆくトラ

I am an IRONMAN!!!

やりました!

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